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   相続が争族にならない為に 


<2017年 6月掲載分>

● 突然やってくる 「 相続問題 」。 親の住んでいる土地の名義
は、建物の名義は ・・ 等、普段はそれほど気にしていない方も、
家や土地が借地 ? 借家 ? 所有 ? 位はお分かりになると思
いますが、その程度が現状だと思います。
● 「 相続 」 が発生すれば、相続税を払うまでも ない場合でも
土地・建物の名義などの書き換えが必要です。 が、ついその
ままに ・ ・ ・ といったケースも少なくありません。 そこで相談に
来られて 「 売りたいです。 」 「 貸したいです。」
● しかし、その不動産を 「 売る 」 または 「 貸す 」 といった
場合は、当然、所有者が手続きを進めるわけですが、その時に
なって初めて 「 アッ ! 名義が ? ? 」 なんていうケースも珍し
くありません。
● 相続登記もスムーズにいく場合は心配はないのですが、相
続人の中に音信不通になっている方がいる場合や仲の良くない
人達での相続だった場合です。
● 相続税も基礎控除額が大きく変わって
   5,000 万円 + 1,000 万円 × 法定相続人の数 だったのが
現在は : 3,000 万円 + 600 万円 × 法定相続人の数 と今まで
相続税を考えなくても よかった方達も 対象になる場合があります。
● 相続人を探し出して、相続の為の名義変更をする。 必要と
あれば相続税を払う。 事が起こる前に今後の事を考えておか
なければいけません。 基礎控除額が下がった分相続税を払う
のに四苦八苦という場合も出ていきます。
  ● そんな事に ならない為に、生きてるうちに 出来ることは ・ ・ ・、
ご自分の財産の整理から ・ ・ ・ 自分名義の不動産をお持ちの方は
その行き先を考えておく。
● 先日、相談のあったお客様は、家は持家で、その他に借家をご夫婦名義で 2軒所有していらっしゃいます。 今後の事を考えて、
それらをどうしたらよいか ・ ・ ? ? いっそ不動産を売却して現金
にして、自分達で使ってしまおうか ( 孫子に美田を残さずの考え
方 )、生前贈与で子供達に分けるか ( 自分の目の黒いうちに行き
先を見届ける ) 等 ・ ・ いろいろ思案されていました。
● また、別のお客様は実際相続が発生して相続人はご兄弟とその
お子様達でしたが、相続が発生する前は、何も仰っていなかった方
が、実際に受け取る財産、金額の話になったら 話が変わってきた
そうです。 それこそ争族になってしまいそうなお話でした。
● 争い事の原因にならないように築き上げた財産、自分の思いを
遺言書に残しておかれるのも一つです。 ( 「 相続問題 」 歳の順と
は限りません。 )
● 想定外の事が起こってもおかしくない時代です。
どのような状況でも悔いのない結果を作りたいものです。
   相続が争族にならないために。
      起こってからでは手遅れです。
           事前の準備をお勧めいたします。
               TEL:045-833-5117
                 成田 寿美子



  
 

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